こんにちは
お越しいただきありがとうございます。
日産エクストレイルは
2013年のモデルチェンジから
6年目となります。
モデルチェンジの期待に
ソワソワとなりつつあるオーディエンス
チェンジの中身にイメージを膨らましてきています。
モデルチェンジに合わせて買い替えや
新型となるエクストレイルへの乗り換えが
待ち遠しくなってきています。
(2018年世界第5位 アメリカ Tesla Model X)
(出典元:https://www.tesla.com/jp/)
この記事からは
・自動車業界の世界的な将来像
・期待される日産の力
・これからの車選び
このようなことも知ってもらえます。
私見も多いですが・・・。
この記事の内容です。
Contents
ZEV規制とNEV規制から読む自動車の姿
ZEV規制? NEV規制?
聞いたこともありません。
このような記事を書いていますと
何気に見るNEWSが目にとまります。
世界的な自動車の取り組みを
知ることができました。
皆さまにおすそ分けです。
知っている方は、飛ばしてください。。
ZEVやZEV規制とは
ZEVとは「Zero Emission Vehicle」といって、
排出ガス(CO2)をまったく
空気中に出さない自動車のことです。
(電気自動車システム)
(出典元:経済産業省)
排出ガスがゼロの車とは
●電気自動車(EV)・・・電力
●燃料電池車(FCV)・・・水素燃料
これらしか「ゼロ」はありません。
今までは
CO2排出量が少ない
◆ハイブリッドカー
◆天然ガス車
◆低燃費ガソリン車
これらもZEV対象車として認められていました。
2018年からはこれが対象から除外されて、
ZEV車は
■EV(電気自動車)
■FCV(燃料電池車)
■PHEV(プラグインハイブリッド車)
この3エネルギー車とされました。
ガソリン車・ガス車は対象から外れました。
要するにHYBRID車では世界の環境対策車には
なりませんよということです。
現在、販売されている国産車は
◆日産「リーフ」(EV車)
◆三菱「i-MiEV」(EV車)
◆トヨタ「MIRAI」(FCV車)
◆ホンダ「CLARITY FUEL CELL」(FCV車)
になります。
このZEV規制の経緯は
米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)
が施行している制度です。
州内で一定台数以上の自動車を
販売するメーカーに対し、
ZEV車で一定比率(16% : 2018年現在)以上の
販売台数を義務付ける制度です。
10万台のメーカーは、
ZEV車を1.6万台以上販売しないと
罰金が科せられるという規制です。
現在では、カリフォルニア州以外の
アリゾナ、コネチカット、メイン、
メリーランド、マサチューセッツ、
ニュージャージー、ニューメキシコ、
オレゴン、ニューヨーク、
ロードアイランド、バーモント
の11の州がこの規制を導入しています。
この規制対象となるメーカーです。
現在この12社が規制対象となっています。
国別では
◆日産・トヨタ・ホンダ・マツダ(日本)
◆BMW・ダイムラー・フォルクスワーゲン(ドイツ)
◆現代自動車・起亜自動車(韓国)
◆フォード・GM・クライスラー(アメリカ)
対象メーカーが規制目標に達しないと罰金を払い
規制数値を達成してクリアした分はクレジットで
利益にもできる仕組みなのです。
制度に乗らざるを得ないところです。
ところが、マツダはEV・PHEVを
ラインに持っていないのです。
そこで、マツダは
トヨタと共同で資本提携して
EV開発することを2017年8月に発表しています。
マツダにとっては
死活に関わるものでしょうね。
(日産e-POWER システム)
(出典元:https://www.youtube.com/watch?v=aRFQodbRk7c)
日本国内でNEWSに
取りあげられることは無いようですが
アメリカでも中国に違わず
「大気汚染」が深刻化していることを
物語っています。
次に自動車需要の大きい中国ではどうでしょう。
中国独自のNEV規制とは
中国では、破滅的レベルの大気汚染なので
独自で、中国版ZEV規制の導入を予定しています。
(2018年世界第2位 中国 BAIC EC-Series)
(出典元:http://www.chinamobil.ru/)
2019年にはNEV規制といって、
NEV:New Energy Vehicle規制を導入予定です。
内容は先述のZEV規制と同じようです。
クレジット売買もできるようです。
現在、世界一のEV・PHEV大国は中国です。
確かにEV開発ではスピード感がすごいことを
わたしでも感じているほどです。
それでも大気汚染は改善していません。
これから規制がかかりますと
中国での、EV・PHEV市場は、ますます
非常に大きなEV・PHEV市場になります。
中国の大きな自動車市場の攻略が、
メーカー各社にとっては悩ましい問題で、
乗り遅れれば大きな損失を
後世に引きずる可能性があります。
EV車の開発には強力な体制で臨まない限り
中国に太刀打ちできなくなってしまいます。
(2018年世界第3位 日本 Nissan Leaf)
(出典元:https://www3.nissan.co.jp)
下手すれば、世界戦略の場を中国に
渡してしまうことにもなるのです。
中国にとっては自動車市場の
新しい先端市場の座を射止める
最大のチャンスといえます。
欧州・インドの電動化への取り組み
欧州では約半数がディーゼル車です。
VWやメルセデスベンツ・BMWをはじめ
各メーカーともに「EV化」に動き出しています。
(2018年世界第11位 フランス Renault Zoe)
(出典元:https://www.renault.co.uk/)
ガソリン車・ディーゼル車の
販売禁止する年度目標が発表されています。
●ドイツ:2030年までに。
●フランス・イギリス:2040年までに。
排ガス車すべてを禁止する方針は
●オランダ・ノルウエー:2025年までに。
●インドでは
2030年には30%をEV車の販売
とする政策を打ち出しています。
(2018年世界第10位 日本 Mitsubishi Outlander PHEV)
(出典元:https://www.mitsubishi-motors.co.jp)
世界各国の汚染対策の実情です。
これって日本でNEWS化されましたか?
わたしだけが知らなかったのか、
NEWSに出ていないように思います。
何か違和感を覚えます。
マスコミ大丈夫・・・。
目先のCM利益より
孫子の未来に課題を
先送りすることが無いように
願いたいですね。
せめて国民が知ることが
大事ではないでしょうか。
政治的な批判をするものではありません。
率直に思うことですので
穏便に。
(2018年世界第9位 日本Toyota Prius Prime / PHV)
(出典元:https://toyota.jp)
なお、日本の取り組みは
EV・PHEVの普及目標を 20~30%として、
EV/PHEV購入時の補助金や、自動車税などの
インセンティブを設けて促進を図っています。
他国のような年度目標の禁止制度までは至っていません。
現メーカーの顔色伺いといった具合でしょうか。
世界からガソリン車が消える?
ご覧のように、
最大の自動車大国の中国が大気汚染対策として
電気自動車に取り組み出せば、他国の自動車メーカーは
知らんふりはできません。
世界の取り組みによって
EV・PHEVの販売台数の伸びは
著しく加速していくものになります。
下図は、世界のEV・PHEVの販売台数の
2018年の月別台数の推移です。
各月ともに前年同月比プラスと
なっています。
中国の改革のスピードは尋常ではありません。
早く電気技術を開発して、
コスト競争にも勝てる品質で
市場に出さない限り勝てなくなります。
そのような競争が本格化することで
市場にはあらゆる電気自動車があふれて、
自動運転も完結しているかも知れません。
そういったことから
ガソリン車・ディーゼル車があえなく
消え去っている時代が近いと思います。
化石燃料の消費削減では無く、
大気汚染対策なのです。
電気自動車開発をやめる理由がありません。
自動車が出す汚染を基から絶つのですから。
どんどん進んでいくことになるでしょう。
EV化の世界的な動きは早くて
日本と違い目標年度まで打ち出されている以上
この動きは止められないでしょう。
一例として日産が取り組む中国での動きです。
日産自動車と中国との合弁会社
「東風汽車有限公司(DFL)」が2018年8月27日から
日産が中国市場に投入する、初めての電気自動車(EV)
「シルフィ ゼロ・エミッション」の生産を開始しています。
(シルフィ ゼロ・エミッション)
(出典元:https://www.webcg.net)
このように日産もZEV規制に対応すべく
動き出しています。
NISSAN e-シェアモビから日産戦略の到達点は
日産自動車は、
クルマも、道路も、街も、社会も、
もっと美しい“ブルー”に、
日本をもっと美しい国に、
との想いを込め、
日本電動化アクション
「ブルー・スイッチ」として取り組むひとつが
NISSAN e-シェアモビです。
e-シェアモビとは
e-シェアモビとは、日産自動車が
電気自動車をシェアしながら使えるように
ステーションを設置して取り組む事業です。
下記は福島県に設置の
「e-シェアモビ」ステーションです。
(出典元:https://e-sharemobi.com/)
主に東北の震災復興活動のひとつとしても
取り組んでいます。
EV車市場実証検証
先述のZEV(ゼロエミッション)に
取り組む中のひとつとして
国内での実証実験をされているのだろうと思います。
(出典元:https://e-sharemobi.com/)
日産自動車が何の目的もなく
実施することはないので
多分次のような市場調査を
行っているでしょう。
◆若者の自動車離れによる
カーシェアリングという市場
◆電気自動車の浸透具合や活用調査
◆利用年齢・職業・金額などの調査
◆利用日・利用時間・利用距離などの調査
こういった市場実証実験が行われていると思います。
紹介していますように
海外シェアに依存しています。
その改善策を探っていることもあるでしょう。
全世界の自動車に占める日産戦略
e-シェアモビのシェアリング事業を
行って未来の日産戦略を見出そうとしているわけです。
あらゆる方向から国内市場調査を行い
EV車の「ノート」販売が順調なことから
ZEV規制やNEV規制に対応できる日産で
他メーカーを迎え撃つ戦略を立てようとしていることを
伺わせるところですね。
下図は2018年国内普通自動車販売台数ランキングです。
ご覧のように日産ノートが岩盤でトップなのです。
「e-Power」の影響のようです。
今のところ、EVの国産車は
日産の「リーフ」
三菱の「 i-MiEV」
この2車種だけなのです。
これからの開発に期待されます。
下図は全世界のEV・PHV・PHEVの
2018年に販売された車種のランキングです。
2018年EV・PHEV車種別販売台数(世界全体)
上図では日産の「リーフ」が
世界第3位のランキング入りです。
アメリカのテスラが取り組むEVは
勢いがありますね。
個人的には乗りにくそうなイメージなのですが。
また次の図は
メーカー別の販売台数を示したものです。
2018年EV・PHEVメーカー別販売台数(世界全体)
上図のように
国内メーカーとしては
日産が第5位という販売シェアを持っています。
トヨタ16位、三菱17位。
ルノーは9位です。
これからさらに、日産自動車と連携する
ルノーと三菱の3社最大グループが
もくろむ世界戦略が「EV車」であることは
間違いないところです。
(世界№1 EV車 テスラ Model 3)
(出典元:https://www.tesla.com/jp/)
日産の元ゴーン会長の狙いで
あったのかどうかは分かりません。
しかし、2018年の販売台数の内容は
3社が互いに補完し合う連携効果を
十分に発揮しているもので
将来のEVや自動運転に期待できます。
そして、熟した日本の
自動車産業の実証実験を行うことで
結果によって海外での戦略武器を
掴もうとしていると思います。
この総合的な取り組みによって
ZEV規制の突破と連携による
世界的シェアの構築が到達点にあることは
間違いないと推察しています。
(2018年世界第6位 中国 BYD Qin PHEV)
(出典元:https://mall.bydauto.com.cn)
あくまでも私見です。
ご自身でご判断いただきますようお願いします。
日産 エクストレイル フル モデルチェンジ 先読み
2013年の日産エクストレイル
フルモデルチェンジから6年目となります。
近い将来、行なわれるであろう、
新たなモデルチェンジへの取り組みを
先読みしてみました。
日産戦略からエクストレイルの役割
まず、国内の自動車業界で
日産エクストレイルが
置かれている位置はどうでしょうか。
次の図は2018年のSUV新規登録された
年間台数を示しています。
国内
2018年の年間販売台数では
SUV部門で第3位。
SUVミッドクラスでは
ハリアーを凌いで第1位です。
海外
日産自動車が2019年に発表した
「2017年SUV世界販売」は
12%増の207万台と過去最高となったようです。
そして、総販売台数207万台の内で
最多となったのがプラットフォームを共有する
◆エクストレイル
◆ローグ
◆キャシュカイ
で、2017年は、全世界で前年比10%増の
138万8000台を販売。
全体の67%となっているようです。
海外からSUV人気となりましたが
まだまだ伸びる勢いのようです。
国内での人気も上がり続けていて、
わたしの周りがエクストレイルだらけに
なりつつ進行形です。
日産戦略として
このエクストレイルを外しては
考えられないと思います。
ではエクストレイルを
どう戦略化できるのか。
これは次の記事に移ります。
エクストレイルモデルチェンジ先読み
各国で環境汚染対策として
EV車の導入を急ぎたいことは
前述のとおりです。
(エクストレイル Xmotion)
(出典元:https://www.nissan-global.com)
特にZEV規制をクリアしない限り
世界市場では勝ち目がありません。
◆国内でもEV化は止められない。
◆より安く・遠距離走破が可能な車。
◆そしてEV車であること。
これでなければ勝てないのです。
今6年目を迎えたエクストレイルの
具体的な方向性がまだ出ていない。
これの意味することは
この条件をクリアする技術が
未完成ではないかと筆者は推察している。
エクストレイルに装備して
すぐに販売できそうな機能は
ノート搭載「e-POWER」ではないかと
思っています。
(日産e-POWERシステムです)
(出典元:https://www.youtube.com/watch?v=aRFQodbRk7c)
このノート人気の理由は
ノート搭載の「e-POWER」
100%モーター駆動で、
力強くスムーズな走行性能と
優れた静粛性に加え、
アクセルペダルの踏み戻しだけで
加速から減速までを意のままに
行うことが出来る
新感覚の走行モード、
「e-POWER Drive」が高い評価を
得たことを証明しています。
実際に「ノート」をご購入された
お客さまの約7割が、
「e-POWER」搭載車を選択されています。
といった分析をされています。
EV車として出そうにも
走行距離と充電インフラの整備が
追いついていないことが
モデルチェンジへの障害なようにも思えます。
現実的な
エクストレイルのモデルチェンジは
◆世界的「ZEV規制」
◆ノート「e-POWER」の岩盤人気
◆SUV人気のエクストレイル
この3点がキーとなってくると考えます。
(日産e-POWERシステムです)
(出典元:https://www.youtube.com/watch?v=aRFQodbRk7c)
この条件に基いて、エクストレイルを
EV化すれば、国内でも世界でも、
全世界の市場に受け入れてもらえる最適な
戦略車種として活かせると思います。
なのでエクストレイルは、ガソリンやHYBRIDでなく
EV・PHEVでモデルチェンジされると予想しています。
一部の激しいアクティブユーザーにとっては
物足りない感になりそうですが、
街乗りにはEV化でも納得なのではないでしょうか。
そして、時期です。
モデルチェンジの目途は
大坂なおみが出場するオリンピック。
2020年初旬の可能性が
高いように思います。
通年ですと、下図の低迷時期である7月頃が
最適と考えますがどうでしょうかね。
7月だとオリンピックが始まってしまいます。
オリンピック前に販売したいのが
たぶんメーカー心理だと推察しています。
そうしますと早くて2019年の秋かもです。
充分あり得ますので期待しましょう。
いかがでしたか
勝手な筆者の観察でした。
まったく当たってないとまでは
言えないと思いませんか。
まぁ~まぁ~、ええ線行ってると
自己満足しています。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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