(出典:スズキHP)
ルーミーやソリオは、
コンパクトハイトワゴンと
言われています。
コンパクトサイズで
背の高いワゴンのことです。
軽自動車では狭いし窮屈、
ミニバンでは大きすぎて
扱いづらい
なんといっても
女性が扱いやすい車
それがコンパクトハイトワゴンを
指し示すものです。
Contents
ルーミーやソリオの落ちない人気!買うのはコンパクトワゴン!
軽自動車のホンダN-BOX
車両販売台数が
普通乗用車+軽自動車の
車名別で年間販売台数を
トップで
長年維持している人気車種です。
(出典:ホンダHP)
普通車のアルファードや
クラウン等よく聞く名前の車を
はるか差し置いて
トップを走り続けている
わけですからすごいですよね!
これがコンパクトワゴンなのです
ホンダN-BOXや
ダイハツタントなど
後部ドアがスライド式になって
人気となったようです。
室内で前後シートを行き来できる
フロントシートウォークスルー
もヒットしている要因のようです。
乗用コンパクトカーが販売実績トップを維持!
ホンダN-BOXや
ダイハツタントなどが
販売台数を多く
維持している
そんな中で、
スズキソリオが
(出典:スズキHP)
2010年に3代目を発売し、
2015年にフルモデルチェンジの
4代目の発売でヒットし、
2016年の年間販売台数は
48,814台で18位に
ランクインしているようです。
このソリオの
ヒットによって、
トヨタには無かった
リッターカーを
ダイハツトールを
基本ベースとして
OEM供給されたのが
ルーミーとタンクです。
2016年11月、
トヨタブランドが
このすき間に参戦したことになります。
同時にトヨタの2車種だけでなく
スバルにもOEM供給されて、
ダイハツトール
トヨタルーミー
トヨタタンク
スバルジャスティ
■ダイハツトール
(出典:ダイハツHP トール)
■トヨタルーミー
(出典:トヨタHP ルーミー)
■トヨタタンク
(出典:トヨタHP タンク)
■スバルジャスティ
(出典:スバルHP ジャスティ)
この4車種が兄弟車として
販売されています。
そして、目にすべきは
先陣を切っている
スズキソリオの販売台数です。
直近の数値では
平成29年11月~
平成30年10月までの
12か月間の
年間販売台数が44,286台
月間平均3,691台です
2016年の
年間販売台数は48,814台でした
4車種が参戦後でも
2016年ヒット当時の
1割減の90%です。
それも、同じようなタイプの車が
トヨタブランドも含めて
4車種も投入されているのです。
普通に考えたら5分の1の「8割減」に
なっていてもおかしくないのです。
■スズキソリオ
(出典:スズキHP)
これは、ソリオ以外の
普通乗用車種が
4兄弟車に
市場を奪われていることになります。
ということはですよ
コンパクトハイトワゴンは
一時代を今、築いていると
言えるのではないでしょうか?
時代に合っているから
売れているのです。
衰えの見えないコンパクトハイトワゴンの数値!
コンパクトハイトワゴンは
根強い人気と需要が
あるといえます。
まだまだ、コンパクトハイトワゴンの
制覇が続くことになりそうですね。
ちなみに、
4兄弟の合計販売台数を
同じ1年間でみると
メーカー | ブランド名 | 販売台数 |
トヨタ | ルーミー | 86,565 |
トヨタ | タンク | 75,171 |
ダイハツ | トール | 26,003 |
スバル | ジャスティ | 2,868 |
(2017/11~2018/10の12か月実績)
■スズキソリオ
(出典:スズキHP)
■上記4兄弟合計 190,607
■ソリオ 44,286
4兄弟の販売台数は、
ソリオの4.3倍の
販売台数を誇ります。
※ジャスティ実績数値は
2017年10月実績×12ヶ月で算出
見ていただいたように、
すごい台数です。
それだけ、
面白い、楽しみのある
車種域にあって、
乗りやすい、扱いやすい、
期待通りの車といえるから
販売台数を維持できている
のだと思います。
ということは、
ソルト及び4兄弟のどれを
買っても安心して乗れる車なのです。
しかし、どれかに絞らないと
買えませんね!
この後、売れているルーミーと
ハイブリッドを持つソリオで
比較して車種選定に
役立つ情報を整理してみます。
■スズキソリオ
(出典:スズキHP)
トヨタルーミーとスズキソリオの違いはナニ?比較してみよう!
ハイトワゴンは、
室内天井高が高い特徴から
ウォークスルーがしやすく、
荷室が大きい利点があります。
そして、
コンパクトで取り回しやすく
収納性に優れる車として
コンパクトハイトワゴンの
購入にはほとんどの方が
◆ソリオ
◆ルーミー
◆タンク
のどれにすべきか
迷われることと思います。
ルーミーVSソリオの販売台数から見る人気度比較!
2018年10月までの
新車販売台数で
スズキソリオは 44,286台
トヨタルーミーは 86,565台
ルーミーは、ほぼ2倍の売上ですね。
タンク75,171台を
入れると3.65倍にもなります。
2017年11月~2018年10月(12か月データ)
■5車種月別販売台数推移表
(自販連HPから抽出加工)
※ジャスティは販売台数少なく未掲載
トヨタは、
先行発売でヒットを飛ばした
スズキソリオを徹底的に
研究し尽くしたクルマ作りを
しているからこれだけの
台数販売ができているのでしょう
2017年11月~2018年10月(12か月データ)
■5車種月別販売台数推移表
(自販連HPから抽出加工)
※ジャスティは販売台数少なく未掲載
しかし、ソリオも販売台数を
1割減で維持できているのも
素晴らしいコンセプトが
あるからでしょう!
同じコンパクトハイトワゴンなのに
この違いは何でしょう?
まず、ルーミーはこんな感じですかね。
街乗りに運転しやすい 安心で利便性の高いルーミー
ボディサイズなどの比較
■ソリオ (外部寸法)
■ソリオ (内部寸法)
(出典:いずれもスズキHP)
比較車種は2車種
◆ソリオ HYBRID SX
◆ルーミーG
ソリオ
HYBRID SX |
ルーミー
G |
差数 | ||
ボディサイズ | ||||
全長 | 3,710 | 3,700 | ▲10 | |
全幅 | 1,625 | 1,670 | +45 | |
全高 | 1,745 | 1,735 | ▲10 | |
室内寸法 | ||||
長さ | 2,515 | 2,180 | ▲335 | |
幅 | 1,420 | 1,480 | +60 | |
高さ | 1,360 | 1,355 | ▲5 | |
ホィールベース | 2,480 | 2,490 | +10 | |
最低地上高 | 140 | 130 | ▲10 | |
最小回転半径 | 4.8 m | 4.6 m | ▲0.2 m | |
車両重量 | 990 ㎏ | 1,070 ㎏ | +80 ㎏ | |
乗車定員 | 5名 | 5名 | – | |
燃料消費率 | 32.0 ㎞/L | 24.6 ㎞/L | ▲7.4 | |
使用燃料 | 無鉛レギュラー | 無鉛レギュラー | – | |
エンジン | 水冷4サイクル
直列4気筒 |
直列3気筒
DOHC |
– | |
最高出力 | 67<91>
/6,000 |
51<69>
/6,000 |
– | |
最大
トルク |
118<12.0>
/4,400 |
92<9.4>
/4,400 |
– | |
モーター | 交流同期電動機 | – | – | |
最高出力 | 10<13.6>
/3,185~8,000 |
– | – | |
最大
トルク |
30<3.1>
/1,000~3,185 |
– | – | |
動力用
主電池 |
リチウム
イオン電池 |
– | – | |
容量(Ah) | 4.4 | – | – | |
燃料タンク容量 | 32L | 36L | +4L | |
タイヤ | 165/65R15
15 インチ |
165/65R14
14 インチ |
– |
(スズキ・トヨタHPの諸元から抽出加工)
ボディサイズは
ソリオと比べて
ルーミーが
横幅で45mm大きく
車高と長さは
各1㎝小さく
なっています。
内部のサイズは
ソリオが
エンジンルームを小さくした
ショートノーズデザインに
している。
■ソリオ (内部寸法)
(出典:いずれもスズキHP)
ソリオの
空間長辺が33.5㎝も
長い作りになっています。
れはそれだけ
室内空間が大きいといえます。
ただ、横幅では6㎝ルーミーが
大きいことになります
外部幅4.5㎝大きいが
内部の幅は6㎝大きいのは
ドア厚がルーミーの方が
薄いドア厚で作られているのかな?
内部仕上げの関係だろうと思いますが
また、調べておきます。
■ルーミー (内部寸法)
(出典:トヨタHP)
一方、何よりルーミーが
街乗りに向いているのは
最小回転半径が
20㎝小さいわけです
やはり、小回りは
ソリオに勝っているので
「街乗り向き」といえます。
■ルーミー(HYBRID-MZ 寸法)
(出典:トヨタHP)
そして、
気になる数値が
「車両重量」です。
ソリオ HYBRID SX: 990 ㎏
ルーミー G:1,070 ㎏
その差は
ルーミーが80 ㎏も重いのです。
なぜ、ルーミーの方が重いのか
逆に、ソリオがなぜ軽いのか?
次の説明が最適なようなので
紹介します。
重量の差は
単純に言えば骨格の違いです。ソリオに限らずスズキ車は
薄く硬い鋼板(超張力鋼板)の多用や可能な限り鋼板に穴を開けることで
軽量に特化しています。その結果燃費は他社を
圧倒して良いです。その反面、乗り心地や
車内に入る騒音は
他社と比べ劣ります。ダイハツ車は
超張力鋼板と張力鋼板とを
バランス良く使うことで
燃費より乗り心地や
騒音対策を重視しています。それぞれの鋼板については
興味があれば調べてみてください。もし購入を検討している
ようでしたら、
■ソリオ
(出典:スズキHP)
一度、家族と
一緒に試乗されると
良くわかります。個人的な感想では
スズキは軽量ゆえに、
出足が良く燃費も
カタログに近い数字が出る。反面、車内の騒音、
乗り心地が良くない
(特に後部座席)ダイハツは
発進時パワー不足を感じる。
小さなエンジンで
重い車体を動かすため
燃費もあまり良くない。反面、後部座席を
含めた乗り心地、
車内の静音性は高い
軽いか、重いか!
静寂性か省エネか
一長一短
両者が満足できるように
なっていないのが
悔しいところですね。
ハイブリッドのパワフル省エネ!遠出のソリオ!
EVのモーターは、
スタート時、
回転直後の低回転でも
最大トルクが出せます。
■MGU(駆動用モーター)
(出典:スズキHP)
なので、
エンジン能力以上の
高回転まで
上げることができるのです。
ガソリンエンジンとか
ディーゼルエンジンの
良いとこ取りといえます。
傍を通過するEVの走りが
乗っていなくても
スムースにビキビキした動きを
しているのを感じますよね
これが、EVモーターの
大きな特徴となっています。
そのモーターが駆動するため
ガソリンの燃費に、大きな
良い影響を及ぼしています。
(出典:スズキHP)
ハイブリッド車の燃費をルーミー燃費と比較
比較すると
ソリオとルーミーの
「燃料消費率」に
大きな差がでています。
ソリオ
HYBRID SX |
ルーミー
G |
差数 | |
燃料消費率 | 32.0 ㎞/L | 24.6 ㎞/L | ▲7.4 |
(スズキ・トヨタHPの諸元から抽出加工)
これ、燃費ともいいます。
1リットルのガソリンで
32.0㎞走れるのがソリオで
24.6㎞走れるのがルーミーです。
どちらも、
カタログ値です
ソリオの方が、
ハイブリッド効果もあって
消費する燃料が
30%ほど
少なく走るわけで
省エネといえます。
次のポイントも
重要なところです。
■ソリオ HYBRIDの仕組み
(出典:スズキHP)
最高出力と最大トルク◎ルーミーはソリオに勝てるか?
出力とは=トルク×回転数
自転車に例えますと、
ペダルを
踏みこむ力(加速する力)が
トルクです。
踏み込んでペダルの
回転数(スピード)を
上げることが出力です。
踏み込む力、
つまりトルクが大きいほど
自転車はより加速します。
一方、出力は、
トルク×ペダルの回転数なので、
出力が大きいほど
スピードを出しやすくなり、
速く走れることになります。
クルマの最高速度は、
最高出力で決まってきます。
それを、
ソリオとルーミーの
カタログ値から
比較すると、
次表になります。
ソリオ
HYBRID SX |
ルーミー
G |
差数 | |
最高出力
(馬力orPS) |
67<91> /6,000 | 51<69> /6,000 | ▲22 |
最大トルク
(㎏f・m) |
118<12.0>
/4,400 |
92<9.4>
/4,400 |
▲2.6 |
(スズキ・トヨタHPの諸元から抽出加工)
赤字に注視ですね
赤字が比較数値です
ルーミーは
ソリオの
最高出力から
マイナス22ポイント
最大トルクから
マイナス2.4ポイント
劣ることになります。
これは、
スタートする力(加速)が弱く
なおかつ、
スピード(出力)も出にくい
ことになるわけですね。
力強く・スピーディに動けるのが
ソリオといえます。
■ソリオ HYBRID-SZ
(出典:スズキHP)
ルーミーVSソリオの購入は→小回りVS燃費・加速で決定!
一方、ルーミーは
最小回転半径が小さく、
ガレージ入れや
入り組んだ道路
スピード重視をしない
街乗りで
ソリオより有利といえます。
ソリオは
ハイブリッド仕様もあり
燃費性能が良く
加速+スピードも
ルーミーに勝っていました
高速道路を使う場合は
適しているといえるでしょう!
街乗りの用事使いではなく、
ドライブを楽しむ
少し遠乗りに向いているのが
ソリオです。
あなたが多いなぁ~と
思われる使い方によって
ルーミーorソリオを
選んでいただければ
いいのではないでしょうか?
■ルーミーMODELLISTA-AERO
(出典:トヨタHP)
今回も、最後まで
読んでいただき
ありがとうございました。